教育理論

「イヤイヤ期」は「敏感期」

「イヤイヤ期」は「敏感期」

「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」読んだ感想

「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」という本を紹介します。

皆さんは、お子さんのイヤイヤ期をどう乗り越えましたか?


この記事を読まれている方の中には、今まさに最中という方もいるかも知れませんね。。

私自身、要領が良い方ではなく、子供のイヤイヤに付き合うと、

周りの目線が気になったり、泣かせすぎて心配されちゃうかも…

なんて考えると、自分まで泣きたい気分になっていました。

私がこの本を読んだ時期は、娘がイヤイヤ期を過ぎてからだいぶ

経過していたのですが、読後の感想は

「もっと早く、この本に出逢いたかったよー💦」でした。

主な内容

内容は、モンテッソーリ教育という教育理念に基づいて

子供の心の成長段階を第一期から第四期に分けて考えるというものでした。

その中でも、第一期(0~6歳)の内容が、私には特に参考になりました。

まさに我が子が当てはまる時なので当然ですよね。

・子供の求める大人の手伝いをしよう
・子供と大人は違うことを知ろう
・「学び方」を学ぶ

本を読んだ私の解釈ですが、大人の思うとおりにしようとせず、

子供がどうしたいかをよく観察することが大切なのだと気づかされました。

イヤイヤ期=敏感期(自然から課されている宿題に反応しているということ)

例えば、お菓子の包みを大人に開けて欲しいんじゃなくて、

「自分で」開ける方法を知りたかったんだ等々。

自我が芽生え、興味や好奇心の赴くままに行動したい2歳頃の子供って、

大人の手出しをすごく嫌がるときってありますよね。

娘もよく「自分でする!」と私の助けを払いのけていましたが、

数秒もしくは数分後にはできずにウエーン(泣)!みたいな。

そんな時は「だから言ったでしょ!!」と叫びたくなります。

育児あるある、ですよね。

最後に

「イヤイヤ期」→子供の求める大人の手伝い

この本では、イヤイヤ期を自分ひとりでできるようになることへの配慮

=子供の求める大人の手伝いなのだ、と説明されています。

本の題名のとおり、イヤイヤ期の子供たちは

ぼく(わたし)が1人で出来る様に、ママ手伝ってね!

というメッセージを大人に送っているのだという事なんだそうです。

いちてぃは、これを読んですごく納得でき、イヤイヤ期に対する

自分自身の意識が180度変わりました。

その他にも、子供には特定のものや事柄に集中する敏感期があること、

日常生活の練習は、言葉ではなく行動で教えることが大切なこと、

やり方が分からないだけなので、訂正しながら教えるのではなく、

とにかくできるまで何度も教え続ける事が必要とのことです。

→親には相当な根気が求められますね💦

イヤイヤ期は永遠に続くわけではないですが、

子育てする上で多くのママが避けて通れない道だと思います。

この本を通して、こんな考え方もあるんだと心が軽くなる方が

一人でもいれば幸いです。

(追記)
私が読んだのは1985年発行のものですが、
最近(2018年)にマンガ版が出版された様です。

【参考文献】「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」著:相良敦子