モンテッソーリのメッセージ

モンテッソーリのメッセージ

「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」読んだ感想

「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」という本をご紹介します。

以前ご紹介した「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」という本同様、

子供のイヤイヤ期に対して別の視点での考え方を知ることができます。

  【参照】 「イヤイヤ期」は「敏感期」

イヤイヤ期につき合うママは本当に、本当に大変ですよね💦

年の近い兄弟育児をされているママは、尚更ですよね。。

私の娘は、HSC気質でありながら好奇心旺盛なタイプということもあり、

イヤイヤに一度火が付くと、お菓子などでは収拾がつかず

かんしゃくも起こしていたので、そのたびに大泣きする我が子を

担いで(抱っこでは間に合わず)、帰宅して落ち着かせていました。

この本では、世間で言うところのイヤイヤ期は、

子供たちが自分自身の心と体を使ってひとりでできる様に、

ママたちは手伝って下さいというメッセージなのですよという内容でした。

主な内容

イヤイヤ期→「できない」のではなく「分からない」だけ

著書の中でも特に印象的だった表現は、子供は「できない」のではなく

「やり方」が分からないだけだということ。

教えるときは、

  • 黙って
  • ゆっくり
  • はっきり
  • 順序立てて見せる

様にすることが大切なのだという点です。

訂正しながら教える→×
教えながら教え

当然、当時の私は子供に対して「そうじゃなくて、こう!」みたいに

訂正しながら教えていました。

そこで本の内容をふまえて実践してみると、確かになるほど!と

思えました。

蝶結びをしたがる娘にだまって、ゆっくり、難しいところは

何度もくり返し、お手本を見せたところいつもと違ってじーっと

私の手元に注目していました。

その様子を見て私自身も「こういうことなのね!」と納得しました。

もちろんこの方法が上手く行かないときもありますが、

子供への対応方法がひとつ増えたという感覚で

これがダメならこっち、の様に自分の中の引き出しが増えたと思いました。

モンテッソーリの敏感期とは?

著者によると、突然の不機嫌と大泣きは必ず原因があり、

主に以下の二点が要因だそうです。

①「自分で」できなかった時
②「秩序が狂った」時

モンテッソーリの理念では「敏感期」という表現を多く目にします。

敏感期とは、ある特定のことに対して、感受性がとても高まる時期

いわれています。


秩序感、感覚、運動、言葉のほかに文化の分野で現れるそうです。

先ほどの突然の不機嫌と大泣きは、この敏感期が大きく関わっていると

考えられるそうです。

かんしゃくは、サイクルを中断されたり、自分で選べなかったり本人の

意思に反して大人が手を出してしまうことで秩序感が下がり、かんしゃくを

起こしてしまうという説明も、過去を思い返してとても納得できました。

あともう一つ印象的だったのが、「早いことよりも深いことが大切」

という言葉です。

最後に


つい同月齢、同年齢のお子さんを見て我が子と比べて成長がゆっくりだと

うちの子は大丈夫なのかという不安が伴いますが、

比較するなら我が子の過去と比べるべきだよね、と思い直すように

心がけています。

そして、娘が興味のあることを深く掘り下げ、心ゆくまで満足できる環境を

作ってあげたいなと思えた一冊でした^^

【参考文献】親子が輝くモンテッソーリのメッセージ 著者:相良 敦子