📌 この記事でわかること

✅ 「できない」ではなく「分からない」だけ、という見方
✅ かんしゃくの本当の原因
✅ 「早いことより深いこと」という言葉

イヤイヤ期の子どもの心の中

わたしは、外出先でイヤイヤが始まると、急いで帰宅して落ち着くのを待つ日がよくありました。
何がそんなに気に食わないのかと、途方にくれる日々でした。

「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」読んだ感想

「親子が輝くモンテッソーリのメッセージ」という本をご紹介します。

以前ご紹介した「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」という本同様、子供のイヤイヤ期に対して別の視点での考え方を知ることができます。

イヤイヤ期につき合うママは本当に、本当に大変ですよね。
年の近い兄弟育児をされているママは、尚更ですよね。

この本では、世間で言うところのイヤイヤ期は、子供たちが自分自身の心と体を使ってひとりでできる様に、ママたちは手伝って下さいというメッセージなのですよという内容でした。

主な内容

本書には、子どもへの教え方と、かんしゃくが起きる理由が書かれています。
そのなかから、私がとくに印象に残った2つをご紹介します。

イヤイヤ期→「できない」のではなく「分からない」だけ

著書の中でも特に印象的だった表現は、子供は「できない」のではなく「やり方」が分からないだけだということ。
教えるときは、

  • 黙って
  • ゆっくり
  • はっきり
  • 順序立てて見せる

様にすることが大切なのだという点です。

この「黙って・ゆっくり・はっきり・順序立てて」は、大人にはなかなか難しい4つです。
とくに「黙って」。
つい「そうじゃなくて」と口を出したくなるのを、ぐっとこらえる。

でも、言葉を減らして動きだけを見せると、子どもは驚くほどよく見てくれます。
ことばの説明より、ゆっくりした手本のほうが、小さな子には伝わるのだと実感しました。

訂正しながら教える→×
教えながら教える→◎

当然、当時の私は子供に対して「そうじゃなくて、こう!」みたいに訂正しながら教えていました。

そこで本の内容をふまえて実践してみると、確かになるほど!
と思えました。

蝶結びをしたがるわが子にだまって、ゆっくり、難しいところは何度もくり返し、お手本を見せたところいつもと違ってじーっと私の手元に注目していました。
その様子を見て私自身も「こういうことなのね!」と納得しました。

もちろんこの方法が上手く行かないときもありますが、子供への対応方法がひとつ増えたという感覚でこれがダメならこっち、の様に自分の中の引き出しが増えたと思いました。

モンテッソーリの敏感期とは?

著者によると、突然の不機嫌と大泣きは必ず原因があり、主に以下の二点が要因だそうです。

①「自分で」できなかった時
②「秩序が狂った」時

モンテッソーリの理念では「敏感期」という表現を多く目にします。
敏感期とは、ある特定のことに対して、感受性がとても高まる時期といわれています。

秩序感、感覚、運動、言葉のほかに文化の分野で現れるそうです。
先ほどの突然の不機嫌と大泣きは、この敏感期が大きく関わっていると考えられるそうです。

かんしゃくは、サイクルを中断されたり、自分で選べなかったり本人の意思に反して大人が手を出してしまうことで秩序感が下がり、かんしゃくを起こしてしまうという説明も、過去を思い返してとても納得できました。

あともう一つ印象的だったのが、「早いことよりも深いことが大切」という言葉です。

おわりに

つい同月齢、同年齢のお子さんを見て我が子と比べて成長がゆっくりだとうちの子は大丈夫なのかという不安が伴いますが、比較するなら我が子の過去と比べるべきだよね、と思い直すように心がけています。

「早いことより深いこと」という言葉

「早いことよりも深いことが大切」——この言葉は、育児のいろんな場面で私を助けてくれました。
早くできること、みんなと同じスピードでできることに、つい目がいきがちです。
でも、ひとつのことにじっくり向き合って「深く」味わう経験のほうが、後の力になる。

しっかりと大地に根を張るイメージです。

比べる相手は、まわりの子ではなく、少し前のわが子。
そう思えるようになってから、育児がずいぶん楽になりました。

ちなみに、敏感期には始まりと終わりがあり、訪れる時期は子どもによってさまざまだそうです。
「うちの子はまだかな」と焦らなくて大丈夫。
その子のタイミングで、ちゃんとやってきます。

焦らないことが、その子の「深さ」を育てる時間になるのだと思います。

そして、わが子が興味のあることを深く掘り下げ、心ゆくまで満足できる環境を作ってあげたいなと思えた一冊でした。

▶ モンテッソーリの記事:
「イヤイヤ期」は「敏感期」
子どもは動きながら学ぶ

▶ あわせて読みたい:
「子は親の鏡」
私たちは子どもに何ができるのか

こんな方におすすめ

✅ かんしゃくの理由が分からず困っている方
✅ つい他の子と比べて焦ってしまう方
✅ モンテッソーリの関わり方を知りたい方

🕯 いまトンネルの中にいるあなたへ

比べる相手は、少し前のわが子。
それだけで、見える景色が変わります。
今日も一日、おつかれさまでした。

【参考文献】
・親子が輝くモンテッソーリのメッセージ(相良敦子・河出書房新社)

この記事を書いた人
いちてぃ

いちてぃ

結婚、転勤、出産。立ち止まるたびに働き方を探しつづけて、いまは子どもに「おかえり」が言える在宅の経理の仕事をしています。

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