📌 この記事でわかること

✅ 小さな子に必要なのは「しつけ」より「安心感」
✅ 親は「裁判官」ではなく「通訳」
✅ 叱る基準は、あれこれではなく「これだけは」
✅ しつけを”しつけ糸”にたとえると

「しつけ」のとらえ方

ぐずった時に厳しくすべきか、言うことを受け入れるべきか。
いま思うと、本書を読むまでは「しつけ」について自分の基準が曖昧でした

「今日からしつけをやめてみた」読んだ感想

「今日からしつけをやめてみた」という本をご紹介します。

しつけって、みなさんどうしていますか?
人によって基準が違っていたり明確な基準がなかったりしますよね。

子供をしつけようとしても、その時々で軸がブレてしまったり、自分のやり方、考え方があっているのか不安になったり。
私も試行錯誤しながら今日まで過ごしてきました。

そのヒントがこの本で見つかった気がします。
子を持つ親としての読後の感想としては、もっと早く読みたかったなぁというのが正直な想いでした。
就学前のお子さんの子育てをしているママさんにぜひ一度読んでもらいたい本の一つだと思います。

本の中では、項目ごとに子育てあるあるの状況がマンガで表現されているのですが、自分の経験とシンクロした部分があり、読みながら当時の辛かった記憶がよみがえり、泣いてしまう部分もありました。
みなさんにも共感できる部分がきっとあると思います。

監修は、保育者の柴田愛子さん。50年以上ものあいだ、子どもたちのそばで保育をしてこられた方です。
NHKの「すくすく子育て」などの教育番組でもお見かけしますが、気さくなしゃべり方などを拝見すると、お人柄にも親しみがわいてくる素敵な方です。

本の中には極論で「これは私にはちょっとムリかも。」と思えるアドバイスもありましたが、多くの内容に共感できるものでした。

主な内容

本書には、しつけの基準の持ち方と、子どもの気持ちの受けとめ方が書かれています。
そのなかから、私がとくに共感できた点をいくつかご紹介します。

小さな子にはしつけよりも安心感

私が共感できたのは、以下の内容です。

  • 親が叱る明確な基準を持つこと(なるべく厳選して少なくする)
  • 小さな子供に必要なのは、しつけではなく安心感           
  • 誰かの力を借りることも親として生きる力 

また、特に私の心に刺さった文章が以下の一文でした。
~バスタブいっぱいの愛情がないと満たされない子もいれば、コップ一杯の愛で足りる子もいる~

人それぞれ求める量が違う…
HSC気質の子は、バスタブいっぱいの愛情を求めるタイプなのかもしれません。

そう考えると自然と「そうか、あの時のわが子は、バスタブいっぱいの愛情がなくて不安だったから私に訴えていたんだ。」と納得できました。
そして人それぞれだから周りと比べる必要もなかったんだとも思いました。

また、

  • 大切なのは規則正しい生活リズムだけ
  • 大人は裁判官ではなく、通訳になる(子供の気持ちを言語化してあげる)

という内容にも納得できました。

大人は裁判官ではなく、通訳になる

この考え方は、私の中に強く残りました。

たとえば子どもが泣きわめいているとき、「ダメでしょ」と裁くのではなく、「悔しかったね」「まだ遊びたかったね」と、気持ちを言葉にして伝える
それだけで、子どもの気持ちが落ち着くことが、確かにありました。

それによって、子ども自身も、この気持ちは”悔しかった”んだ、と学びます。

言葉にできない気持ちを、大人が代わりに翻訳してあげる——これは、しつけというより「子どもの気持ちを表す言葉でラベリングしてあげる」ことなのだと思います。

叱る基準は、なるべく厳選して少なくする

この考え方も印象的でした。
あれもこれもと注意していると、親も子も疲れてしまうし、本当に大切なことがぼやけてしまう。
「これだけは」という軸を少なく持っておくほうが、結果的に伝わりやすい——。

基準を減らしたら、私自身の気持ちもずいぶんラクになりました。

おわりに

「今日はできなかったな」という日があっても大丈夫。
しつけは一日でなく、長い時間をかけて伝わっていくものだと、いまは思えるようになりました。

しつけを”しつけ糸”にたとえると

今回ご紹介した本とは関係ありませんが、育児番組で専門家の方が仰ったしつけの考え方で印象的だった表現をご紹介します。

「しつけとは、着物を手縫いするときのしつけ糸に例えられます。しつけ糸は仕上げに抜く作業がありますが、それがきつ過ぎると仕上げに抜くとき大変になります。子どもへのしつけも、しつけ糸同様に余裕をもたせてあげると良いんじゃないでしょうか」という内容です。

私はこの例えを聞いてとても納得しました。
厳しすぎるしつけよりもまず、わが子が満ち足りるだけの愛情を注いで行こうと思うきっかけとなりました。

みなさんにも参考になれば幸いです。

▶ あわせて読みたい:
「子は親の鏡」
「イヤイヤ期」は「敏感期」
Today(今日)という詩

こんな方におすすめ

✅ しつけの「自分なりの基準」がなくて不安な方
✅ 叱り方に迷いがある方
✅ 「厳しくしなきゃ」とプレッシャーを感じている方

🕯 いまトンネルの中にいるあなたへ

小さなあなたの子に、いま必要なのは、完璧なしつけより、たっぷりの安心感かもしれません。
今日も一日、おつかれさまでした。

【参考文献】
・マンガでわかる 今日からしつけをやめてみた(柴田愛子監修/あらいぴろよマンガ・主婦の友社)

この記事を書いた人
いちてぃ

いちてぃ

結婚、転勤、出産。立ち止まるたびに働き方を探しつづけて、いまは子どもに「おかえり」が言える在宅の経理の仕事をしています。

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