📌 この記事でわかること

✅ 詩「子は親の鏡」ってどんな詩?
✅ 本の構成と、私が心に残った教え
✅ 叱りすぎた日に、私が立ち返る場所

「おかえりのじかん」のいちてぃです。
子育てで試行錯誤する日々の中で、だんだん気持ちに余裕がなくなり、叱りすぎてしまって子どもの寝顔に謝る日もありました。
今回は、私が子育てで迷ったときに立ち返る一冊、「子どもが育つ魔法の言葉」をご紹介します。

「子どもが育つ魔法の言葉」を読んで

「子どもが育つ魔法の言葉」という本を紹介します。
皆さんは、育てたように子は育つ、という言葉を聞いたことがありますか?

私はよく母からその言葉を聞いていましたが、本書の「子は親の鏡」という詩を読んで真っ先にその言葉を思い出しました。

母がこの言葉を口にしていたころ、私は「そういうもの、なのかな?」と特に気にかけず聞き流していました。
けれど自分が親になってから、この言葉の意味を実感しました。

子どもは、親の言うとおりには育たず、その代わりに、親のするとおりに育つ——。
耳が痛い日もあるけれど、だからこそ、この詩とセットで心に留めておきたい言葉です。

本書では、親側に気持ちのゆとりを持つことの重要性、子どもとはいえ対等に扱うことの大切さなどについて数多くの具体例が示されています。

私は、子どもとの接し方を見つめ直すきっかけとなりました。

詩「子は親の鏡」

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

【引用】子どもが育つ魔法の言葉(PHP文庫)/ドロシー・ロー・ノルト 他(著)

今回ご紹介したのは、私が特に好きな4行です。
詩の前半では、批判や不安といった「マイナスの環境」が子どもにもたらすもの、後半では、励ましや愛情といった「プラスの環境」が子どもを育てる力として、対になるように綴られています。

前半でドキっとして、後半で救われる——初めて読んだとき、私はそんな感覚になりました。

全文は、ぜひ本で味わってみてください。

この詩のすごいところは、肯定の言葉でつづられているところだと思います。
「こう育てなさい」ではなく、「親の姿が、そのまま子に映る」と静かに教えてくれる。
なので、読み返すたびに、背筋がすっと伸びます。

私はこの詩を、キッチンの片隅に貼っています。
子育てで気持ちに余裕がなくなったとき、ふと目に入ると、「いまの私は、どんな鏡になっているかな」と俯瞰して考えられるからです。

本書は、この詩の一行一行を章として取り上げ、実際の親子のエピソードを交えながら深掘りしていく構成です。
「励ます」と「ほめる」の違い、「認める」とは具体的にどうすることか——。

詩だけでは分からない「日々の実践」に落とし込めるのが、この本のいちばんの価値だと思います。

「励ます」と「ほめる」の違い

本の中で特に心に残っているのは、「励ます」と「ほめる」の違いです。
「ほめる」は、結果に対する評価。
「励ます」は、その子の存在や過程に寄り添う言葉。

たとえば「100点なんてすごい!」がほめるなら、「毎日コツコツがんばっていたものね」が励ます、というイメージです。

評価の言葉は、裏を返せば「できないと認められない」というプレッシャーにもなり得ます——。
そう気づいてから、私は結果より過程に目を向けた声かけを意識するようになりました。

良い結果は喜ばしいことですが、私は、子どもがどれだけ頑張ったかという点に目を向けたいな、と思っています。
「励ます」行為は、子どもを「認める」ことにもつながると感じます。

(完璧にはできない日もありますが、意識するだけでも違う気がしています。)

わたしが変えた、2つの声かけ

「励ます」を意識するようになってから、わたしの声かけは2つ変わりました。

ひとつは、すぐに声をかけないことです。
以前は、子どもが何かにつまずいていると、反射的に「こうしたら?」と言っていました。
いまは少し待って、いま何をしようとしているのかを、まず見るようにしています。

手が止まっているのは、困っているからとは限りません。
考えている途中かもしれないし、次の一手を探しているのかもしれない。
何がしたいのかを読み取ってから声をかけると、かける言葉が変わってきます。

もうひとつは、気持ちや行動に、言葉をつけることです。
「いま、集中していたね」「それがしたかったんだね」というように、していることや感じていることを、そのまま言葉にして返します。

子どもは、自分の中で起きていることに、まだ名前を持っていません。
この気持ちは「〇〇」と言うんだと知ることは、それだけで手助けになると感じています。

どちらも、うまくいく日ばかりではありません。
つい先に口が出てしまう日もあります。
それでも、意識しているかどうかで、その日の空気は少し変わる気がしています。

おわりに

いま振り返ると、声のかけ方は少しずつ変わってきました。
すぐに声をかけないことは、いまも同じように意識しています。
変わったのは、もうひとつのほうです。

子どもが自分の言葉で説明できるようになってからは、こちらから気持ちに言葉をつけるより、聞くようになりました。

「なにか困ってるの?」
「お母さんに何かできることはある?」
「あなたはどうしたい?」

かける言葉は変わりましたが、まず待ってから声をかける、という順番は同じままです。

▶ 子どもへの接し方:
私たちは子どもに何ができるのか
「イヤイヤ期」は「敏感期」
モンテッソーリのメッセージ
こどものしつけについて

▶ 親の気持ちがゆれる日に:
Today(今日)という詩

こんな方におすすめ

✅ 子どもをつい叱りすぎてしまって、後から反省することがある方
✅ 「育てたように子は育つ」という言葉が気になる方
✅ 子育ての「軸」になる言葉がほしい方

🕯 いまトンネルの中にいるあなたへ

子育てに正解はないけれど、立ち返る場所があると、少し楽になります。
この詩が、あなたの「立ち返る場所」のひとつになりますように。
今日も一日、おつかれさまでした。

【参考文献】
・子どもが育つ魔法の言葉(ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス著/石井千春訳・PHP文庫)

この記事を書いた人
いちてぃ

いちてぃ

結婚、転勤、出産。立ち止まるたびに働き方を探しつづけて、いまは子どもに「おかえり」が言える在宅の経理の仕事をしています。

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