HSPと子育て
~ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ~読んだ感想
娘を育てる中で知ったHSC(ひといちばい敏感な子)という知識ですが、
大人にも当てはまるんだ、そして自分自身もHSP(人一倍繊細で敏感な人)
なのだと本書を読んで理解でき、私は心が軽くなりました。
また説明だけではなく、周囲との関わり方に関する具体的な対処法なども
書かれており、私自身とても参考になりました。
最近「繊細さん」という表現で本などが注目され、メディアでも目にする
機会が増えたと感じています。
私と同じ様に、ご自身がHSPの気質を持ち、今現在子育てをしているなら、
ぜひ参考になる内容だと思うので、手に取ってみて欲しいと思います。
きっと心を軽くしてくれる気づきやヒントが見つかると思います。
主な内容
HSPには2種類のタイプがある
HSPには2種類のタイプがあり、
①静かで穏やかな僧侶タイプ
②好奇心旺盛な戦士タイプ
と分かれる様です。
ちなみにわが家で考えると、①が私、②が娘です。
本書の中に、家庭環境が健全であればあるほど、子供の気質の難しさは
表に現れやすく、むしろそう言った面が出る方が子どもにとっては
安心してさらけ出せているから良いのだと書かれており、当時娘の癇癪や
敏感さに戸惑っていた時だったので、私はこの文章に救われました。
「この子は、これで良いんだ」と思えたことが大きなきっかけで、
その後はとても気持ちが楽になりました。
対処方法など
・自分の体を見守る親になること
→HSCの子育てを自分自身にしてあげるイメージだと私は解釈しました。
・自己表現する道を探すべき
→現実感や適応力を失くすので1人時間は長すぎてはいけないそうです。
・ゆるいスケジュールを心掛ける
→これには大賛成です。
他にも具体的な方法が明示されていましたが、私にとって強く共感できた
項目をご紹介させていただきました。
最後に
本書では子育てについても触れており、私が励まされた文章がありました。
あなたが子どもを理解しようと一生懸命努力し、その子に合った育て方を
すると、敏感な子は、その親の努力に気づくことで「愛されている」という
気持ちを強く抱くそうです。
私は「なるほど、そうくるか!」と思い、強く共感できました。
敏感な子だからこそ、ですよね^^
【参考文献】ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
著者:エレイン・N・アーロン