子どもは動きながら学ぶ~モンテッソーリの言葉~
はじめに
娘を育てていた幼児期、5人に1人という割合でHSC(ひといちばい敏感な子)
という生まれ持った気質があると知ったことがきっかけとなり、その後、
児童心理学などの分野に興味がわいて色々な本を読んできました。
今回は幼児期の娘の育児で大変参考となった「子どもは動きながら学ぶ」を
ご紹介します。
幼児期のお子さんを育てているママに、ぜひ読んで頂きたい本の一つです。
子どもは動きながら学ぶ~読んだ感想~
私は以前ご紹介した「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」を読んだ後に
本書を読みましたが、更に理解が深まったと感じています。
幼児期の子どもは、積極的に手を使うことが大切なのだと理解できました。
この頃から、わが家でも本書で紹介されているモンテッソーリのお仕事
(子どもにとっては、手作りオモチャという感覚です)をたくさんしました。
本書で紹介されているお仕事の中から縫いさし、格子編み、シール貼りなど
色々試したところ娘は縫いさしに見事ハマり、夢中で取り組んでいました。
子どもは動きながら学ぶ(概要)
モンテッソーリ教育をベースに、幼児期の子どもの発達段階とその対応が
丁寧に書かれています。
特に手を使う教材が多く紹介されていて、家庭での実践に役立ちます。
「自立」が最重要目的
主体的であることが大切なのだと私は理解しました。
自由に選択させ、選んだものに続けて関わり、満足したところで終える
ことを繰り返し経験することで自立への道筋ができると説明されています。
そして、子どもにとって適切な環境を作ることで実現していくそうです。
「手」の活動によって、意識が目覚め発達する
モンテッソーリでいう「お仕事」が多数紹介されています。
ひも通し縫い、二度縫い、クロスステッチ、シール貼りなど
繰り返すことが大切
正確にする習慣を意識して、やり方を提示することで、その対象は
一つに絞り、順序立て、言葉と動きを分け、ゆっくり見せることが
ポイントです。
おわりに
本書が特に言いたいことは、手を使ったお仕事を心ゆくまで、子供にさせ、
自由に選択して最後に「ああ、面白かった!」という気持ちで終わることを
たくさん経験させることが大切なのだ伝えています。
「自立」が最重要目的と言われているように、子どもが自分の力でやり抜け
るように幼児期は手を使った遊びを自由に選ばせ、満足のゆくまで関われる
ように状況を整え、励ますことが何より大切なのだと私は学びました。
興味がわいた方は、ぜひ読んでみてください^^
【参考文献】子どもは動きながら学ぶ 著者:相良敦子 他