在宅経理の始め方 〜家で働くという選択肢〜
「おかえりのじかん」のいちてぃです。
「子どものそばにいたいけれど、働きたい」
そう思ったとき、私が選んだのが在宅経理でした。
私の場合は「そばにいたい相手」が子どもでしたが、介護中のご家族や、ご自身の体調など、家にいたい事情は人それぞれだと思います。
シリーズ「在宅経理の始め方」では、私が実際に準備したものや、たどった道のりを書いていきます。
1回目の今回は、「在宅経理ってどんな働き方?」というお話から。
これから同じ道を考えている方の、はじめの一歩のヒントになりますように。
私がやってみて感じる、在宅経理に向いている人はこんな方です。
✅ コツコツした作業が苦にならない
✅ 自分でスケジュールを管理するのが得意(好き)
✅ 分からないことを自分で調べたり、素直に聞いたりできる
✅ ひとりでも、淡々と仕事を進められる
ぜんぶ当てはまらなくても大丈夫です。私も最初から完璧だったわけではなく、働きながら少しずつ身についていきました。
📌 この記事でわかること
- 在宅経理とはどんな働き方か(1日の流れつき)
- 通勤なし・仕事を選べるという2つの魅力
- 始める前に知っておきたい注意点
在宅経理って、どんな働き方?
在宅経理は、その名のとおり、家で企業などの経理業務を請け負う働き方です。
「リモート経理」や「フルリモート経理」と呼ばれることもあります。
パートとの大きな違いは、収入が「お給料」ではなく「報酬」というところ。
私はBPO事業会社(※)と業務委託契約を結び、そこを通じて、実際に仕事を発注する企業様から業務の依頼を受けています。
【 私 ⇔ BPO企業 ⇔ 企業様 】
(※)バックオフィス業務など、他企業の業務プロセスの一部または全体を一括して請け負う専門企業のことです。
仕事内容の一例
- 記帳業務(帳簿づけ)
- 経費精算
- 入金消込(売掛金の管理)
- 請求書や支払いの管理
- 月次や決算のサポート
こうした仕事を、パソコンとインターネットを使って自宅で行っています。
現在は経理だけでなく、オンライン秘書の会社とも業務委託契約を結び、リサーチや事務の代行業務も行っています。
わたしの一日(ざっくり)

子どもが学校に行っている時間が、いちばんの集中タイムです。
子どもの成長やその日の仕事によって、流れは少しずつ変わっていきます。
朝は子どもを送り出してから、残りの家事を済ませて、メールとチャットの確認からスタート。
午前中は、集中力のいる仕事(記帳や入金消込など)を進めます。いまシフトに入っている業務は、午前中に集中しています。
お昼は、夫が在宅の日は12時前に準備スタート。出勤で不在の日は、ひとりでさっと済ませて、午後は細かめの作業を。
納期だけ決まっている作業を、優先順に対応することが多いです。
子どもが帰ってくる時間には、いったんパソコンを閉じて「おかえり」。
そのあとは、その日の仕事量に応じて、夜に作業することもあります。
魅力その一、通勤から解放される
出勤の必要がないので、子どもの急な発熱のときも、看病をしながら仕事の時間を調整して働くことができます。
子どもの帰りに合わせて働けるのが、いちばんの魅力です。
魅力そのニ、仕事を選べる
自分のスキルや使える時間に合わせて、仕事の内容や量を調整して請け負えます。
たくさん仕事をしたい、少しボリュームを減らしたい——
周囲への調整や、慣れるまで積極的にがんばることは必要ですが、仕事量はわりと臨機応変に調整できると感じています。
知っておきたい注意点
魅力的な働き方の半面、厳しい一面もあります。
注意点
- お給料と違い、対価は働いた分だけ(成果報酬)
- 仕事に必要なものは、原則自分で用意する(パソコン、ネット回線、ツール代、セキュリティ対策など)
- 時間の融通がきくことの裏返しで、納期に間に合わせるために夜間に作業することも
もうひとつ、大切なお金の話を。
業務委託の報酬は、パートのお給料とちがって、税金や社会保険料が自動で天引きされる世界ではありません。
所得が一定額を超えると、自分で確定申告をする必要があります。
「働き始める前に、税金のことも少しだけ調べておく」と、あとから慌てずにすみます。国税庁のサイトや、税務署の無料相談も活用できますよ。
私は業務委託を始める際、開業届の提出と、インボイス発行事業者の登録申請を行いました。「インボイス登録事業者になる」=「消費税の納税義務が発生する」ことになりますが、案件をいただく会社によっては登録を推奨されることが多そうです。
このあたりは、次回の「準備編」と、シリーズを通してくわしくお伝えしていきますね。
💡 経理はWindows限定の案件も多いです
経理は独自ソフトを使う会社もまだ多く、Windows限定の案件も少なくありません。これからPCを買ってお仕事を始める場合は、実際に案件を請け負う会社にPC(OS)の指定がないか、先に確認するのがおすすめです。
わたしは先にMacBook Airを買ってタイピング練習から始めたのですが、応募したい案件がWindows限定だったため、泣く泣くWindowsのノートPCも買い足しました。今は業務内容に応じて両方を使い分けています。(お仕事用のPCは家族と共有NGのところがほとんどです。)
つづきはこちら
▶ 次回: 在宅経理の準備 〜そろえたものと学びなおし〜
▶ 私がこの働き方にたどり着くまでの道のりは、連載「はたらき方をさがして」に書いています。
▶ プロフィールはこちら
🕯 いまトンネルの中にいるあなたへ
「家で働くなんて、自分には無理」
かつての私も、そう思っていました。
知ることは、はじめの一歩です。
今日も一日、おつかれさまでした。
