教育理論

こどものしつけについて

こどものしつけについて

「今日からしつけをやめてみた」読んだ感想

「今日からしつけをやめてみた」という本をご紹介します。

しつけって、みなさんどうしていますか?

人によって基準が違っていたり明確な基準がなかったりしますよね。

子供をしつけようとしても、その時々で軸がブレてしまったり、

自分のやり方、考え方があっているのか不安になったり。。

私も試行錯誤しながら今日まで過ごしてきました。

そのヒントがこの本で見つかった気がします。

小学生の娘を持つ親としての読後の感想としては、

もっと早く読みたかったなぁというのが正直な想いでした。

就学前のお子さんの子育てをしているママさんにぜひ一度

読んでもらいたい本の一つだと思います。

本の中には極論で「これは私にはちょっとムリかも。。」と思える

アドバイスもありましたが、多くの内容に共感できるものでした。

主な内容

小さな子にはしつけよりも安心感

私が共感できたのは、以下の内容です。

  • 親が叱る明確な基準を持つこと(なるべく厳選して少なくする)
  • 小さな子供に必要なのは、しつけではなく安心感           
  • 誰かの力を借りることも親として生きる力 

また、特に私の心に刺さった文章が以下の一文でした。

~バスタブいっぱいの愛情がないと満たされない子もいれば

コップ一杯の愛で足りる子もいる。人それぞれ求める量が違う~

HSCの気質を持つ娘は、確実にバスタブいっぱいの愛情を求めるタイプ

です。そう考えると自然と「そうか、あの時の娘は、バスタブいっぱいの

愛情がなくて不安だったから私に訴えていたんだ。。」と納得できました。

そして人それぞれだから周りと比べる必要もなかったんだとも思いました。

また、

大切なのは規則正しい生活リズムだけ

大人は裁判官ではなく、通訳になる(子供の気持ちを言語化してあげる)

という内容にも納得できました。

本の中では、項目ごとに子育てあるあるの状況がマンガで表現されている

のですが、自分の経験とシンクロした部分があり、読みながら当時の

辛かった記憶がよみがえり、泣いてしまう部分もありました💦

みなさんにも共感できる部分がきっとあると思います。

著者は、NHKのすくすく子育てなどの教育番組で幼児教育の専門家として

数多くご出演されている有名な方ですが、気さくなしゃべり方などを

拝見すると、お人柄にも親しみがわいてくる素敵な方です。

タイトルにインパクトがあり、アドバイスの中には実践するのは難しいと

感じるものもありましたが、しつけについて自分の中にブレない基準を

作る参考になりました。

最後に

しつけの考え方

今回ご紹介した本とは関係ありませんが、育児番組で専門家の方が仰った

しつけの考え方で印象的だった表現をご紹介します。

「しつけとは、着物を手縫いするときのしつけ糸に例えられます。

しつけ糸は仕上げに抜く作業がありますが、それがきつ過ぎると

仕上げに抜くとき大変になります。子どもへのしつけも、しつけ糸同様に

余裕をもたせてあげると良いんじゃないでしょうか」という内容です。

私はこの例えを聞いてとても納得しました。

厳しすぎるしつけよりもまず、娘が満ち足りるだけの愛情を注いで行こう

と思うきっかけとなりました。

みなさんにも参考になれば幸いです^^

【参考文献】マンガでわかる 今日からしつけをやめてみた 著者:柴田愛子